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赤坂樹里亜 Le monde brillant〈大人のリベラル・アーツ音楽サロンBlog〉 和声学レッスン 東京都(西荻窪・吉祥寺の音楽スタジオにて)

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 【O.Messiaen『Harawi』(1945) Chant d’Amour et de la Mort pour chant et piano
 オリヴィエ・メシアン『ハラウィ』(1945)愛と死の歌 -歌とピアノの為に-】

 帰宅してから、毎朝『Harawi』を聴く事が、知らず知らずの間に日課となっております。
この作品は、いわゆる「トリスタン三部作」の第一作目に当たりますが、
『トゥーランガリア交響曲』(全10曲) (1946-48)は割と気軽に聴けるような
作品であるのに対し、この『Harawi』はサブタイトルの「愛と死の歌」との文言が
語るように、大変重いテーマを持つ作品です。

 やはり手持ちの音源は3通りありますが、Yvonne LoriodのPf.の盤は
端的に申し上げて、非常に壮絶です。
Yvonneは現代曲の、殊にメシアン作品初演に於いて、他の追従を許さない
卓越した技能と感覚を持って作品の世界観を創り上げていますが、
それだけにこの作品に於いては「壮絶」の一言しか言葉が見当たりません。

 この作品『Harawi』は、先妻Claire Delbosの病の悪化が見られた頃に
書かれたものです。
数ヶ月前にわたくしの翻訳した『Poeme pour miミの為の歌』(1936)は、
MessiaenとClaireの新婚当初の作品でありますが、
この頃からMessiaenは妻の精神の病に苦悩していたであろう事が読み取れました事は、
先述の通りです。
そして「連作歌曲三部作」の後続で、最終曲にも当たるこの『Harawi』は、
まるでWagnerの『トリスタンとイゾルデ』的気迫の上にSop.の熱唱が行われます。

 テクスト創作もやはりMessiaen自身によるものです。
古代インカ帝国の娘ピルーチャが若者と恋に落ち、やがて命を落とすが、
他の惑星に生まれ変わるというスト―リーを持つ壮大な連作歌曲です。
この主人公ピルーチャこそ、Messiaenにとり、先妻Claireの姿そのもの
だったのではないかと憶測しております。

 Youtubeを検索したところ、珍しくこの歌曲にバレエの振り付けが成されたものを
見つけました。
抜粋ではありますが、興味深く拝見しました。

赤坂樹里亜
Le 14 Aout 2013 17h32

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