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赤坂樹里亜 Le monde brillant〈大人のリベラル・アーツ音楽サロンBlog〉 和声学レッスン 東京都(西荻窪・吉祥寺の音楽スタジオにて)

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2010_4_27

 1992年4月27日、つまり今日から丁度18年前、
フランスの作曲家オリヴィエ・メシアンは逝きました。
私はまだ中学生でした。

 - 1992年8月、国立音楽大学付属高校音楽講習会にて。

 メシアンの生み出した独自の旋法である
《M,T,L(Modes a transpositions limitees)第2旋法》
を用いたソルフェージュ課題(我が師匠作の)を学びます。
これがメシアン流への最初の出逢いでした。

 バリバリの現代音楽で、変拍子、調性崩壊につき、
当時、余りの難解さと、指揮棒を振っている師匠の
余りのキャラクターの濃さゆえに、中学生一同、一瞬目が点に。
古典やロマン派の楽曲を中心に学んできた中学生にとり、
突然の現代音楽との遭遇、もう何が起こったのやら、
一世紀先まですっ飛んだようで、「???」でした。

 今思えば、メシアン氏の喪中、何も知らず私たちは失礼な中学生たちでした。
どうかお許し下さい。

 当時はそんなのどかなメシアン旋法との出逢いでしたが、
高校に入学してから、三善晃先生の女声3部合唱曲「三つの夜想」と出逢います。
作品内に芳醇に散りばめられた《M,T,L第2旋法》の響きが、
一度聴いたら頭から全く離れず、私はいよいよこの旋法に
魅入られて行ったのでした。
この《M,T,L第2旋法》の持つ華麗で甘美で、
一度聴いたら決して忘れられない独特の響きに、
完全に傾倒していったのでした。

 デュティーユやメシアンといったら、
仏音楽研究者の我が師匠の十八番(おはこ)です。
高校時代から早期にこうした教育を受けられた事は、
何にも代え難い有り難い事ですね。

 そして今、私は30代半ばとなり
メシアン氏のバイオグラフィー(仏原語による)の翻訳をしています。
 神学者として敬虔なカトリック教徒だったメシアン氏、
鳥類学者としても鳥の様々な知識にたけたメシアン氏、
第2次世界大戦にてドイツ軍の捕虜となり、
収容所に幽閉されていたメシアン氏、
様々な氏を知りたく思い、この文献をフランスから
取り寄せるに至りました。

 楽理科的側面に寄る形の文献研究になりますが、
音楽理論研究としての側面からも《M,T,L》がどのように生成され、
それが使われていったのか、じっくりと研究したく思っております。

 - まずは、偉大な作曲家を失って丸18年の今日。
 - どうか安らかにお眠り下さい。
 - そして、後世の人々にも、どうぞ貴方の偉業を語り継がせて下さい。

 Julia.A

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